幸せのかたちは、人それぞれ。だからこそ「自分の幸せ」を知っておく

「幸せになりたい」

そう思わない人は、きっといないでしょう。

でも、何を幸せと感じるかは、人によってまったく違います。

たとえば、ある人にとっては「好きな人と一緒にいること」が何よりの幸せかもしれない。

別の人にとっては、「一人で穏やかに暮らせること」が幸せかもしれません。

お金、仕事、家族、恋愛、健康、住む場所、自由な時間……。

幸せの形には、正解も不正解もありません。

だからこそ私は、誰かの悩みを聞いても、「私だったらこうする」という答えを簡単には出せないんです。

なぜなら、「幸せの定義」がひとそれぞれ違うから。

幸せのかたち

「相対的な幸せ」と「絶対的な幸せ」

私は東洋占術をベースに、

「絶対的幸運体質」

を目指しています。

ここでいう「絶対的」というのは、

「何をやってもうまくいく」

「悪いことが起こらない」

という意味ではありません。

むしろ、人生には良いこともあれば、思い通りにならないこともある。

その中で、

環境や出来事に振り回されすぎず、自分の中に安定感を持っていること。

それが、私の考える「絶対的幸運体質」です。

一方で、幸せを「人との比較」や「今の状況との比較」によって感じることもあります。

「あの頃より今のほうが幸せ」

「以前より生活が豊かになった」

「周りの人より恵まれている」

そんなふうに、何かと比較することで幸せを実感する。

これは決して悪いことではありません。

ただ、比較を基準にすると、

「もっと良いものがあるかもしれない」

「もっと幸せになれるかもしれない」

と、次々に新しい幸せを追いかけてしまうこともあります。

だから私は、

「何を持っているか」ではなく、「自分は今の人生をどう感じているか」

を大切にしたいと思っています。


私が幸せでも、あなたにとって幸せとは限らない

たとえば私が、

「今、とっても安定していて幸せです」

と言ったとしても、

それを聞いた人が、

「え? それで満足なの?」

と思うかもしれません。

逆に、私から見れば、

「そんなに大変な状況で、どうしてそんなに穏やかでいられるんだろう?」

と思う人が、

本人にとっては、

「私は平和に暮らせていますよ」

ということだってあります。

つまり、

幸せは、他人には測れない。

大切なのは、

自分にとっての幸せとは何なのか。

それを、自分自身が知っていること。


悩んでいるときほど「今」だけを見ない

人生には、どうしても目の前の出来事に心を奪われる時があります。

恋愛でも、仕事でも、人間関係でも、

「今どうするか」

「この状況をどうにかしたい」

ということばかりを考えてしまう。

それは当然のことです。

悩んでいるときは、視野が狭くなりやすいからです。

そんなときに私が大切だと思うのが、

少しだけ人生を俯瞰して見ること。

今、この瞬間の答えではなく、

「私はこの先、どんな人生を生きたいんだろう?」

と考えてみるのです。


「100歳の私」を想像してみる

私が作っているオリジナルエンディングノートでは、最初に少し変わったことを考えていただきます。

それは、

「どんな100歳だったら、私は自分の人生を大成功だったと思えるだろう?」

ということ。

100歳になった自分が、これまでの人生を振り返って、

「私の人生、よかったな」

「これで十分幸せだった」

と思えるのは、どんな人生でしょうか。

その100歳の自分を思い描いたら、

90歳の自分。

80歳の自分。

70歳の自分。

60歳の自分……。

そこから逆算するように、

「その年代の私は、どうありたい?」

「何を大切にしていたい?」

「どんな人たちと過ごしていたい?」

「何を選び、何を手放していたい?」

と考えていきます。

すると、不思議なことに、

「今の私が、何を選択すればいいのか」

が少しずつ見えてくることがあります。


「今の幸せ」と「人生全体の幸せ」は、同じとは限らない

目の前の出来事だけを見ていると、

「今、これを失いたくない」

「今、これが欲しい」

「今、この人にどう思われるかが気になる」

という気持ちが強くなります。

でも、人生を少し遠くから眺めてみると、

「私は本当は、どんな人生を送りたいんだろう?」

という別の問いが生まれてきます。

これは、

「今の気持ちを我慢しなさい」

という話ではありません。

もちろん、今感じている気持ちも大切です。

ただ、

今の感情だけで人生の大きな選択を決めてしまう前に、人生全体を眺めてみる。

それだけでも、見えてくるものが変わることがあります。


人の幸せを決めるのではなく、自分の幸せを知る

私は、私とご縁のある方には、

私と同じ価値観になってほしいとは思っていません。

私とは違う幸せを選んでもいい。

私なら選ばない道を選んでもいい。

それでも、

「私はこれが幸せなんだ」

と、自分自身で納得できる人生を歩んでほしいと思っています。

だからこそ、まず考えてみてほしいのです。

あなたにとって、幸せとは何ですか?

お金があること?

愛されること?

家族と一緒にいること?

自由であること?

誰かの役に立つこと?

一人で穏やかに暮らすこと?

それとも、まだ言葉にならない何かでしょうか。

正解を探さなくても大丈夫です。

少しずつ、自分の中にある「幸せの物差し」を見つけていけばいい。


人生を整えるということ

人生を整えるというのは、

「悪いことをなくすこと」でも、

「いつも幸せでいること」でもありません。

良いことも、悪いこともある。

迷うこともある。

選択を間違えることもある。

それでも、

「私は、こういう人生を生きたい」

という自分なりの軸を持っている。

私は、それも「幸運体質」の大切な一部だと思っています。

目の前の出来事に翻弄されそうになったときこそ、

少しだけ立ち止まって、

「私はこの先、どんな人生だったら幸せなんだろう?」

と考えてみる。

そして、その未来の自分から今を見てみる。

もしかしたら、

今までとは違う選択肢が見えてくるかもしれません。

幸せのかたちは、人それぞれ。

だからこそ、

誰かの幸せを真似するのではなく、

自分にとっての「幸せ」を、自分で知っておく。

それが、人生を整えていくための、最初の一歩なのかもしれません。