人生を整える四柱推命④|強みは、生まれた日に書かれていました

「自分には、何の取り柄もない」

「もっと頑張らないと、人から認めてもらえない」

「私より、あの人のほうが才能がある」

そんなふうに、自分のことを少し低く見積もってしまうことはありませんか?

人生の後半になると、仕事でも家庭でも、これまでの経験が積み重なってきます。

それなのに、

「結局、私は何が得意だったんだろう?」

「もっと自分らしく生きればよかった」

と、ふと思うことがあります。

でも、四柱推命の考え方から見ると、あなたの「強み」は、後から頑張って身につけるものだけではありません。

生まれた日に、すでにその人らしい資質が刻まれている。

それが、四柱推命のおもしろいところです。


四柱推命では「自分の取扱説明書」を読む

四柱推命は、生年月日と生まれた時間から、その人の持って生まれた性質や才能、考え方の傾向などを読み解いていきます。

もちろん、命式を見れば人生のすべてが決まっている、という話ではありません。

むしろ大切なのは、

「私は、どんな性質を持って生まれてきたのか?」

を知ることです。

たとえば、

  • 人を支えることが得意な人
  • 自分で考えて道を切り開く人
  • 人と人をつなぐのが得意な人
  • コツコツ積み上げることができる人
  • 感覚や直感を活かせる人
  • 物事を整理し、仕組みにするのが得意な人

など、人によって得意なことは違います。

ところが私たちは、自分の得意なことほど「普通にできること」だと思ってしまいます。

だから、自分の才能に気づかないのです。


「できること」と「強み」は、同じではありません

ここは、四柱推命を理解するうえで、とても大切なところです。

私たちはつい、

「人より上手にできること=才能」

だと思いがちです。

でも、本当の強みは、必ずしも「人よりすごいこと」ではありません。

自分にとって自然にできること。

これも立派な強みです。

たとえば、誰かに相談されたとき、

「どうして私にそんなことを話すんだろう?」

と思う人がいるかもしれません。

でも、その人には、

「話を聞いてもらうと安心する」

という、人を受け止める力があるのかもしれません。

本人にとっては当たり前。

だからこそ、才能だと気づきにくいのです。

四柱推命では、こうした「本人が気づいていない資質」を、命式の中から読み取っていきます。


生まれ持った「自分らしさ」を知る

四柱推命で特に重要なのが、日柱です。

日柱には、その人自身の本質を読み解くための情報が含まれています。

その中心となるのが「日干(にっかん)」。

日干は、いわば、

「私はどんな人間として生まれてきたのか」

を見るための大切な手がかりです。

木・火・土・金・水という五行の性質を通して、自分の基本的な気質を読み解いていきます。

たとえば同じ「頑張る」という行動でも、

「自分で道を切り開きたい人」と、

「誰かの役に立つことで力を発揮する人」では、

その頑張り方が違います。

つまり、

「何をするか」だけではなく、「どうやって力を発揮する人なのか」

を見ることが重要なのです。


自分に合わない生き方をしていると、頑張っても疲れる

ここで、シリーズ①の話につながります。

「頑張っているのに、なぜか人生がうまくいかない」

その理由のひとつは、

自分の持っている性質と、頑張る方向が合っていないから

かもしれません。

たとえば、本当は人と関わることで力を発揮する人が、

「一人で全部やらなければ」

と頑張り続けたら、必要以上に疲れてしまうでしょう。

反対に、一人でじっくり考えることが得意な人が、

「もっと人脈を広げなければ」

と無理を続けても、なかなか本来の力を発揮できないかもしれません。

これは「努力が足りない」のではありません。

努力の方向が、自分の性質とずれている可能性がある。

だからこそ、自分を知ることが大切なのです。


50代、60代からこそ「自分の強み」を知ってほしい

若い頃は、

「周りに合わせる」

「期待に応える」

「家族を優先する」

という生き方をしてきた人も多いでしょう。

仕事では会社のため。

家庭では家族のため。

親になれば子どものため。

気がついたら、

「自分はどうしたいの?」

と聞かれても、答えられない。

そんなこともあります。

でも、人生の後半は違います。

これから先の人生を、

「誰かの期待に応えるため」ではなく、「自分らしく生きるため」

に使ってもいいのです。

そのためにはまず、

「私は何が得意なのか?」

「どんな環境なら力を発揮できるのか?」

「何をしているとき、自分らしくいられるのか?」

を知ること。

四柱推命は、そのヒントを与えてくれます。


強みを知ることは、自分を好きになること

自分の強みを知ると、過去の出来事の見え方まで変わってくることがあります。

「あのとき、私は失敗した」

と思っていたことが、

「私は、人とは違うやり方を選んでいたんだ」

と思えるようになる。

「どうして私は、みんなと同じようにできないんだろう」

と思っていたことが、

「そもそも、私はみんなと同じである必要がなかったんだ」

と気づく。

これは、とても大きな変化です。

四柱推命は、

「あなたはこういう人です」

と決めつけるためのものではありません。

むしろ、

「あなたには、こんな資質がありますよ」

と、自分では見えていなかった部分を教えてくれるもの。

だから私は、四柱推命を「人生を整えるための知恵」としてお伝えしています。


強みを知れば、人生の選び方が変わる

人生を整えるというのは、人生を思い通りに変えることではありません。

自分を知り、

自分に合わないものを少しずつ手放し、

自分の持っているものを活かしていく。

その積み重ねです。

四柱推命で自分の強みを知ることは、その第一歩になります。

「もっと頑張らなければ」

ではなく、

「私は、どんなふうに頑張れば自然に力を発揮できるのだろう?」

と考えてみる。

それだけでも、人生との付き合い方は変わってきます。

そして、ここからさらに大切になってくるのが「運の流れ」です。

自分の性質を知るだけではなく、

「今、自分は人生のどんな時期にいるのか?」

を知ることができたら、もっと生きやすくなると思いませんか?

次回は、そこについてお話しします。


人生を整える四柱推命⑤へ

運には「流れ」があります。

ずっと同じ状態が続くわけではありません。

人生には、動く時期もあれば、立ち止まる時期もあります。

頑張っているのに進まないとき、

「自分の努力が足りない」

と思う前に、

「今は、どんな流れの中にいるのだろう?」

と考えてみる。

四柱推命では、「大運」や「年運」などから、人生の流れを読み解いていきます。

次回は、人生の「タイミング」についてお話しします。

四柱推命を、もっと深く知りたい方へ

四柱推命は、単に「当たる・当たらない」を楽しむためだけのものではありません。

自分の性質を知り、人生の流れを知り、これからの選択を考える。

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よくある質問|四柱推命で「強み」は本当にわかりますか?

Q1.四柱推命で、自分の才能や強みがわかりますか?

はい。

生年月日・出生時間から作成する命式を読み解くことで、持って生まれた性質や考え方の傾向、力を発揮しやすい方向などを見ることができます。

ただし、「あなたの才能はこれだけ」と一つに限定するものではありません。

命式全体を見ながら、その人らしい資質を総合的に読み解いていきます。

Q2.自分では「強み」が何もないと思っています。

実は、そういう方にこそ四柱推命はおすすめです。

自分にとって当たり前のことは、自分では「才能」だと気づきにくいものです。

他人から見れば貴重な能力なのに、本人は「誰でもできること」と思っているケースもあります。

Q3.生年月日だけで本当に自分のことがわかるのでしょうか?

四柱推命では、生年月日・出生時間をもとに命式を作成し、さまざまな要素を組み合わせて読み解きます。

もちろん、人生のすべてを生年月日だけで決めつけるものではありません。

環境や経験、本人の選択も人生をつくる大切な要素です。

四柱推命は、自分を理解するための一つの視点として活用するものだと考えています。

Q4.50代、60代からでも四柱推命は役に立ちますか?

むしろ、人生の後半だからこそ役立つと思います。

これまで周囲を優先して生きてきた人が、「これからは自分らしく生きたい」と考えるとき、自分の性質や強みを知ることは大きなヒントになります。

これまでの人生を振り返りながら、「なぜ自分はこうだったのか」を理解するきっかけにもなります。

Q5.四柱推命は占いですか?

一般的には占いとして知られていますが、私は四柱推命を「自分を知り、人生を整えるための知恵」としてお伝えしています。

未来をただ当ててもらうためではなく、

「自分はどう生きると自然なのか」

を考えるために使っていただきたいと思っています。