「血圧が高いと言われた」
健康診断などで、そんな指摘を受けると、どうしても「血圧を下げなければ」と考えてしまいます。
もちろん、高血圧を放置しないことは大切です。
けれど、ここで少し視点を変えてみませんか?
高血圧だけを「悪者」にするのではなく、
「これをきっかけに、身体全体を整えていこう」
と考えてみるのです。
50代を過ぎると、若い頃と同じ生活をしていても、少しずつ身体の変化を感じるようになります。
だからこそ、これからは「病気になってから対処する」のではなく、毎日の暮らしの中で身体を整えていくことが大切です。
今回は、高血圧をきっかけに考えたい「身体を整える暮らし」についてまとめます。

高血圧は「身体からのサイン」と考えてみる
血圧は、心臓から送り出された血液が血管の壁にかける圧力です。
血圧が高い状態が続くと、血管や心臓などに負担がかかり、脳卒中や心臓病などのリスクにつながることがあります。
そのため、血圧の管理は大切です。
ただし、
「血圧の数字だけを下げればいい」
と考えてしまうと、本来の健康づくりから少し離れてしまうことがあります。
血圧が高くなった背景には、食生活、運動不足、睡眠、ストレス、体重、加齢など、さまざまな生活習慣が関係しています。
だからこそ、
「血圧が高い=身体を見直すタイミング」
と考えてみるのです。
「身体を整える」とは、特別なことではありません
「身体を整える」と聞くと、特別な健康法や運動、食事療法を思い浮かべるかもしれません。
でも、本当に大切なのは、もっとシンプルなこと。
たとえば、
・朝起きたらカーテンを開ける
・毎日少しでも歩く
・食事を腹八分目にする
・塩分の摂りすぎに気をつける
・野菜や魚などを意識して食べる
・夜更かしを減らす
・ゆっくり呼吸する時間をつくる
・疲れたら休む
こうした小さな習慣の積み重ねです。
「健康のために何かを頑張る」というより、
身体が本来の力を発揮しやすい暮らしに戻していく。
それが「身体を整える」ということなのではないでしょうか。
50代からは「足す健康」より「整える健康」
若い頃は、
「もっと運動しよう」
「もっと栄養を摂ろう」
「もっと頑張ろう」
と、何かを足すことに意識が向きがちです。
けれど、年齢を重ねるほど大切になるのは、むしろ「余分なものを減らす」こと。
食べ過ぎを減らす。
夜更かしを減らす。
座りっぱなしを減らす。
ストレスを溜め込まない。
そして、頑張りすぎない。
身体に必要なものを取り入れながら、身体に負担をかけているものを少しずつ減らしていく。
これも立派な健康習慣です。
「身体」だけでなく「暮らし」も整える
東洋の考え方では、健康を身体だけの問題として切り離して考えないことがあります。
毎日の食事。
睡眠。
呼吸。
運動。
心の状態。
そして、自分が暮らしている環境。
これらはすべて、日々の身体の状態と無関係ではありません。
だから私は、
「身体を整えることは、暮らしを整えること」
でもあると考えています。
たとえば、朝の光が入る部屋で目覚める。
植物のある空間で深呼吸する。
家の中を少し片づけて、気持ちよく過ごす。
食事を丁寧に味わう。
夜は照明を少し落として、身体を休ませる。
こうした「暮らしの環境」も、身体を整える大切な要素です。
高血圧を「怖がる」のではなく、身体を見直すきっかけに
高血圧という言葉を聞くと、不安になる方もいるでしょう。
もちろん、血圧が高い状態を放置するのはおすすめできません。
家庭血圧を測ったり、健診の結果を確認したり、必要に応じて医療機関に相談したりすることも大切です。
そのうえで、
「血圧を何とかしなければ」
だけではなく、
「これから先も元気に過ごすために、暮らし全体を見直してみよう」
と考えてみてください。
50代、60代、70代と年齢を重ねるほど、身体はこれまでの生活習慣の影響を受けやすくなります。
だからこそ、今からできる小さなことを始める意味があります。
「整える」は、人生後半を楽しむための準備
健康は、何かを達成するためだけのものではありません。
旅行に行く。
好きな場所へ出かける。
家族や友人と食事をする。
趣味を楽しむ。
新しいことを学ぶ。
自分の好きな時間を過ごす。
そんな人生を楽しむためにも、身体は大切な土台になります。
だからこそ、健康診断で「高血圧」と言われたことを、単なる悪い知らせで終わらせない。
「これからの身体を大切にするきっかけをもらった」
と考えてみるのも一つの方法です。
今日から「身体を整える暮らし」を始めよう
身体を整えるために、いきなり生活を大きく変える必要はありません。
まずは、
「一つだけ変えてみる」
ことから始めてみましょう。
いつもより10分多く歩く。
食事の味付けを少し見直す。
毎朝、血圧を測る。
いつもより30分早く寝る。
深呼吸をする。
そして、身体の声に耳を傾ける。
小さな積み重ねが、何年後かの自分の身体をつくっていきます。
「身体を整える」ことは、自分を大切にすること
高血圧について調べ始めたことをきっかけに、食事や運動、睡眠を見直す。
さらに、身体だけでなく、心や住環境にも目を向けてみる。
そうすると、「健康」というものが、単に病気を予防することだけではないと気づくかもしれません。
自分の身体を知る。
自分の身体をいたわる。
自分が心地よく暮らせる環境をつくる。
そして、自分のこれからの人生を大切にする。
これも「人生を整える」ということの一つです。
まとめ|これからは「病気を治す」だけでなく「身体を整える」
今回の高血圧シリーズでは、
① 高血圧とは何か
② 高血圧を放置するとどうなるのか
③ 今日からできる生活習慣
④ 東洋的な考え方から見た身体の整え方
についてお伝えしてきました。
そして最後にお伝えしたいのは、
高血圧をきっかけに、もっと自分の身体を大切にしてほしい
ということです。
身体は、これまで何十年もの間、私たちと一緒に生きてきてくれました。
これから先も、やりたいことを楽しみ、自分らしく生きていくためには、その身体を大切に整えていくことが欠かせません。
「病気になったら対処する」のではなく、
病気になる前から、身体が心地よく働ける暮らしをつくる。
それが、50代からの健康づくりではないでしょうか。
そして「身体を整える」ことは、「心を整える」ことにも、「住まいを整える」ことにもつながっていきます。
心・身体・おうち。
この3つを少しずつ整えながら、これからの人生をより心豊かに、自分らしく。
それが、私が大切にしている「人生を整える」という考え方です。
※吉方位取りで高血圧の改善予防のできるやり方もあります。
気になる方はお問い合わせください。
※高血圧の治療や薬については、自己判断で中止・変更せず、主治医や医療専門家に相談してください。本記事は健康づくりに関する一般的な情報を紹介するもので、診断や治療に代わるものではありません。
