特殊星(神殺)【月徳貴人】とは?

月徳貴人とは何か

月徳貴人(げっとくきじん)は、四柱推命の特殊星(神殺)の中でも、代表的な吉星の一つです。

「人から助けられる」「人徳に恵まれる」「災いを避けやすい」などの意味を持ち、古くから非常に縁起の良い星として扱われてきました。

天徳貴人と名前も意味も似ていますが、月徳貴人には月徳貴人ならではの特徴があります。

特に、

  • 人徳
  • 周囲からの援助
  • 良い人間関係
  • 困ったときの救援
  • 災難の軽減

など、人とのご縁を通して運が開いていくことが大きな特徴です。

ただし、講座で最初に理解していただきたいことがあります。

月徳貴人があるから、必ず幸せになる。
月徳貴人がないから、運が悪い。

という意味ではありません。

特殊星は、あくまでも命式全体を読むための補助情報です。

命式の中心となる

  • 日干
  • 通変星
  • 十二運星
  • 五行のバランス

などを読んだうえで、

「この人には、人とのご縁から助けが入りやすい」

というように、追加情報として活用していきます。


月徳貴人が持つ意味

月徳貴人には、次のような象意があります。

  • 人から助けてもらいやすい
  • 周囲から好意を持たれやすい
  • 良い人間関係に恵まれる
  • 困ったときに援助者が現れやすい
  • 災難が軽く済みやすい
  • 人徳を積むことで運が開きやすい
  • 周囲との調和によって物事が進みやすい

人生では、どれだけ能力があっても、すべてを一人で乗り越えることはできません。

仕事でも、家庭でも、人生の転機でも、

「この人がいてくれたから助かった」

という存在が現れることがあります。

月徳貴人は、そうした人とのご縁による救援運を象徴する星の一つです。

そのため、単純に「ラッキーな星」と考えるよりも、

「人とのご縁を通して運が守られやすい星」

と考えると分かりやすいでしょう。


月徳貴人と「人徳」

月徳貴人を考えるうえで、ぜひ覚えておいていただきたいのが「人徳」という言葉です。

月徳貴人を持っている人は、周囲から自然と助けてもらえることがあります。

しかし、

「何もしなくても、いつも誰かが助けてくれる」

という意味ではありません。

むしろ、

  • 人を大切にする
  • 約束を守る
  • 感謝を伝える
  • 周囲への配慮を忘れない
  • 困っている人にも手を差し伸べる

といった生き方をしている人ほど、月徳貴人の良さが表れやすいと考えられます。

つまり、

人から受け取った恩を、また誰かに返していく。

そんな循環の中で、この星の吉作用が育っていくのです。


命式のどこにあるかで意味が変わる

特殊星は、「ある・ない」だけを見るのではなく、命式のどの柱にあるのかも大切です。

年柱

幼少期や家系、先祖との縁などに関係します。

幼い頃から周囲の大人に助けられたり、家族や親族から守られたりすることが多いでしょう。

また、家系から受け継いだご縁や、人脈に恵まれる場合もあります。

月柱

社会生活や仕事、人間関係との関わりが強くなります。

職場の上司や先輩、同僚などから助けてもらったり、良い人間関係に恵まれたりします。

仕事で困ったときに協力者が現れやすく、人脈が運を支えてくれる配置とも考えられます。

日柱

本人自身の人生や、結婚・パートナーなどに関係します。

人から好意を持たれやすかったり、人生の節目で助けてくれる人が現れたりするなど、本人の人生全般に月徳貴人の作用が表れやすいと考えられます。

特に、パートナーや親しい人とのご縁が人生を支えてくれることもあります。

時柱

晩年運や子ども、後輩などとの関係を表します。

年齢を重ねるほど人とのご縁に恵まれたり、子どもや後輩などから助けられたりする場合があります。

また、自分が誰かを育てたり、誰かの役に立ったりすることで、後から幸運が返ってくることもあります。


月徳貴人が複数ある場合

命式の中に月徳貴人が複数成立する場合は、一般的にはその象意が強調されると考えられます。

特に、

人とのご縁や援助運に恵まれやすい

という特徴が目立つことがあります。

ただし、

「2つあれば2倍」
「3つあれば3倍」

という単純なものではありません。

四柱推命では、特殊星の数だけで吉凶を判断するのではなく、命式全体とのバランスを見ることが大切です。


運気で巡る月徳貴人

月徳貴人は、生まれ持った命式だけでなく、運気によっても巡ってきます。

たとえば、

  • 大運
  • 年運
  • 月運
  • 日運

などで月徳貴人が成立する場合があります。

運気で月徳貴人が巡ってくる時期には、

  • 良い人との出会い
  • 協力者が現れる
  • 人間関係が改善する
  • 困っていたことが解決する
  • 思わぬ援助を受ける

といったことが起こりやすくなると考えられます。

ただし、

月徳貴人が巡ってきたから、何もしなくても誰かが助けてくれる

ということではありません。

自分から人と関わったり、必要な場所へ出ていったりすることで、その追い風を活かしやすくなります。


月徳貴人の出し方

月徳貴人は、月支を基準として判断します。

一般的には、月支に応じて、次の天干が月徳貴人となります。

月支月徳貴人となる天干

たとえば、

月支が「未」で、命式の天干に「甲」がある場合、月徳貴人が成立します。

ここで大切なのは、月徳貴人は月支を基準にして判断するということです。

四柱推命では、特殊星によって「何を基準にするのか」が違います。

ですから、神殺を覚えるときには、

「この星は何を基準に出すのか?」

までセットで覚えておくと、鑑定のときにも混乱しにくくなります。

※神殺は流派によって成立条件や採用方法に違いがあります。講座では、採用している流派・算出法を明確にしたうえで扱うことが大切です。


天徳貴人との違い

月徳貴人を学ぶと、どうしても気になるのが天徳貴人との違いです。

どちらも、

  • 災難を軽くする
  • 困ったときに助けが入る
  • 人から引き立てられる
  • 良いご縁に恵まれる

といった共通した吉作用があります。

そのため、どちらも「貴人星」として非常に良い星です。

ただし、あえてイメージを分けるなら、

天徳貴人=天から守られるような救済運

月徳貴人=人とのご縁や人徳による援助運

と考えると理解しやすいでしょう。

もちろん、これはあくまでイメージとしての捉え方です。

実際の鑑定では、天徳貴人だけ、月徳貴人だけを見るのではなく、命式全体の中で両方の星がどのように働いているかを確認します。


天徳貴人と月徳貴人が両方ある場合

命式の中に天徳貴人と月徳貴人の両方がある場合、古くから非常に良い配置として扱われてきました。

「困ったときに救いが入りやすい」

「人から助けてもらいやすい」

「災難を回避しやすい」

といった象意が重なります。

ただし、ここでも、

「この2つがあるから人生は絶対にうまくいく」

という読み方はしません。

四柱推命では、吉星があることよりも、

その吉星をどう活かして人生を整えていくか

を見ることが大切です。


月徳貴人を持つ人が意識したいこと

月徳貴人を持っている方には、ぜひ、

「人とのご縁を大切にする」

ことを意識していただきたいと思います。

助けてもらったら、

「ありがとう」

と素直に伝える。

そして、自分に余裕があるときには、今度は自分が誰かを助ける。

この循環が、人徳をさらに育てていきます。

月徳貴人は、

「助けてもらえる星」だけではなく、「人との良い循環を作る星」

と考えることもできるでしょう。


講師として大切に伝えたいこと

四柱推命を学び始めると、どうしても、

「私には吉星がある?」
「この星があればラッキー?」
「悪い星があるから悪い人生になる?」

と考えてしまいがちです。

でも、四柱推命は星占いのように、星だけを見て人生を決めつけるものではありません。

命式全体を読み、その人が持っている性質や可能性を知り、どう活かしていくか。

そこが大切です。

月徳貴人も、

「誰かが助けてくれるから大丈夫」

と受け身になるのではなく、

人とのご縁を大切にする。

感謝を忘れない。

自分も誰かの力になる。

そんな生き方をすることで、この星の良さがより活かされていくのではないでしょうか。


まとめ

  • 月徳貴人は代表的な吉星の一つ
  • 人徳・援助運・引き立て運と深い関係がある
  • 困ったときに人から助けてもらいやすい
  • 命式全体の中で補助的に活用する
  • どの柱にあるかによって象意の現れ方が変わる
  • 月支を基準にして算出する
  • 天徳貴人と共通する吉作用を持つ
  • 「助けてもらう」だけではなく「良いご縁の循環」を意識することが大切

このように講座では、月徳貴人を単に

「人から助けてもらえるラッキーな星」

と暗記するのではなく、

「人とのご縁や人徳を通して、人生に追い風が入りやすい星」

として理解していきましょう。

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横浜☆開運塾では、月徳貴人をはじめ特殊星(神殺)について、

「整え四柱推命本講座中級」で詳しく説明しています。

神殺を単なる暗記で終わらせず、命式全体の中でどのように読み解くのかを、きちんと学びたい方はどうぞ。

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